2018年 02月 11日
生長の家の極右思想の震源地 |
「国民主権、基本的人権、平和主義…この3つをなくさなければ本当の自主憲法ではないんですよ」
第一次安倍内閣の法務大臣 長勢甚遠
https://www.youtube.com/watch?v=zYHLPPV30xk
自民党、公明党、希望の党、維新の会、政権の周辺はバカの見本市。
見世物としては面白いけれどw
天皇を利用して明治憲法復活で、国民を支配したいという欲望。
日本会議ねー。「生長の家」の谷口雅春はとんでもない遺産を残したよね。
そもそも「生長の家」の極右思想がどこから出たかというと、明治・大正期、出口ナオと王仁三郎の「大本教」が震源です。
ナオのお筆先(神諭)が示した「世界の世直し」を、神道原理主義者の王仁三郎が、霊的世界観のごった煮に体系化したのです。
日本の神を頂点として世界の宗教は万教帰一する。
「大本教は諸諸宗教、諸教義の統一的資格を有し、且つ完全円満にして、国体の根本基礎をなし、中外を一貫し、古今に通じたる権威」 であるとします。
その神は現人神として天皇に顕現しているわけだから、皇室を中心とする日本が世界と戦い、世界を統一する。
なかなか稀有壮大な話で、当時は多くの軍人を引きつけます。大佐や少将クラスが入信しています。
しかし日本が世界を統一し、真の平和をもたらすという思想は、大本教に固有のものではなく、たとえば北一輝は「国民の天皇」としながらも、シベリアとオーストラリアを獲り、米英と戦争して世界を統一すると書いています(日本改造法案大綱)。
ナオに憑依した「艮(ごん)の金神」の物語を国常立神(くにのとこたちのみこと)として、国家神話を改変した点と、本拠地「綾部」を世界統一後の聖地として、天皇の遷座を宣言したことが、時の権力者をして、弾圧に至らしめた根本の理由でしょう。
それで、谷口雅春がどう絡んでいるかというと、大本教の神学の体系化に関与していたのですが、何故かこの人だけは大弾圧から免れて、大本教を離れ「生長の家」の宗祖になります。
大正末期の大本教には欧米の神智学、スピリチュアル、ニューソート、エスペラント運動など、様々なものが取り込まれていて、そこから多くの新興宗教が派生しています。
「生長の家」は神道原理主義を柱に、万教帰一。ニューソート(思考のあり方が世界を形作る、考え方を改めれば病は治る)。そして霊的世界観を3本の柱として一派をなします。
宗祖・雅春没後、2代目総裁となった谷口清超は直ちに皇国史観を排し、激烈な思想闘争の末に、多くの極右思想の信者を退会に追いやります。
追い出された極右思想の確信犯が実働部隊となって、「日本会議」の設立と実効支配のもと、「明治憲法」の復活をもくろんでいるわけです。
「国民主権、基本的人権、平和主義…この3つをなくさなければ本当の自主憲法ではないんですよ」の発言には、こういう明治以来の宗教史が背景にあります。拍手喝采する一団があるわけです。
国会議員が思想信条の自由に守られながら、日本国憲法を敵視する発言をおこなっているのですが、まともな思想家であれば、国会議員を辞して発言すべきです。
権力と金は握って離さず、国民を支配したいと言っても、一般人は、え、この人 大丈夫?ですよね。
こういう人たちは自分を見つめ直す、再教育プログラムが必要です。主任講師は新人類、春名風華さんにお願いするといい。
それでも意思堅固な人がもしいれば(いればですが)、それはそれで尊重して公職追放の上、ネトウヨの頭目なり何なりで活動してもらえばいいでしょう。
※新人類というのも実は、スピリチュアルの用語で「インディゴチルドレン」から来ています。
by hikari_1954h
| 2018-02-11 12:16
| 国内;政治経済【非公開)